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   書体について

 

印相体(いんそうたい)
印相体は古代中国の印章史の中から伝わるもので篆書を基礎にしたもの。印象が柔らかで最も多く使われている書体の一つ。


篆書体(てんしょたい)
泰の時代に作られた大篆・小篆の総称で、漢字の基本。重厚・風格のある印影をつくり、実印のみならず全ての印鑑に適します。


隷書体(れいしょたい)
奏の時代に作られた実用書体篆書を簡略化し、直線的にしたもので、端正でバランスがとれた読みやすく美しい書体。認印に適しています。


古印体(こいんたい)
隷書を元に丸みを加えた書体。七、八世紀頃に日本で作られ、大和古印の伝統を受け継いだ古雅な味わいを活かした日本独自の書体です。実印や銀行印に適しています。


楷書体(かいしょたい)
隷書をさらに書写に合うようにアレンジした書体。非常に格調高く美しい書体で、書道のお手本などで目にする書体。実印などにはあまり使われず、認印に向いています。


行書体(ぎょうしょたい)
楷書を崩して書きやすくした書体。実印や銀行印に適しています。


 
   印材(素材)の紹介

 

柘(つげ)
最もポピュラーなのが外国産のもの。また当店では薩摩本柘(九州薩摩)を取り扱っています。
外国産のものより、国内産のものがとても丈夫で長持ちします。

御蔵本柘はハンコ卸売センターのオリジナルブランドです。伊豆七島の御蔵島を 産地とする非常に丈夫な柘で、その硬さは象牙以上です。
木のダイヤモンドと総称されています。


楓(かえで)
柘材と同様で天然木材を加工した植物性の印材。
柘材より色が濃く、美しい木目と光沢があるので店頭で柘材と見比べたお客様はこちらを選ぶことが多いです。
柘よりも固く、丈夫で長持ちします。


芯持黒牛角
象牙に次いで高級とされるのが水牛の角です。
独特の美しい光沢と耐久性、硬度、粘りがあり、汚れも目立たず朱肉の付きの良さに優れています。
手頃な価格で実用性の高い印材と言えますが、乾燥に弱い性質がありますので、ヒビ割れ防止の為、定期的に椿油を塗る必要があります。

当社の黒水牛は全て“芯持ち”(角の中心部分)となっており、採り方・加工法も当社独自のオリジナル品で、従来のものよりヒビ割れの心配が少なくなりました。


オランダ水牛
黒水牛と同様、水牛の角を加工したもので、別名“白水牛”とよばれています。 水牛の中でも特に硬質でヒビ割れが少なく、粘り、耐久性、朱肉の付きや捺印性、印影の 美しさ等、どれをとっても象牙に匹敵する高級印材です。

当店では、「色混」と呼ばれる模様が入っているものの他、模様が少なく希少価値の高い 特上オランダ水牛をお取扱いしております。


彩樺(さいか)
寒冷地で生産するバーチ材原料とし、高圧加熱処理によって強度を与えた新素材です。 一般の木材に比べて、はるかに強度が高くなっております。

価格、見た目、丈夫さを総合的に勘案すると、最もコストパフォーマンスの高い素材といえます。


象牙
最高級の印材(印鑑の材質)です。
より中心(芯)に近い部分から摂ったもの程丈夫で、高価な上象牙となります。当店の象牙はもちろん“天然象牙”で、色艶・質感も美しく品格があります。

象牙の良いところは、変質・摩耗しにくい、つまり耐久性に優れていて、朱肉となじみやすく押しやすいことが実用面で優れていることです。象牙の硬さも硬すぎず、柔らかすぎず、適度であることがとても印鑑に向いています。


チタン(チタニウム)
プラチナをしのぐ耐食性と重量感があり、柔軟で牽牛、磨耗も少なくメタリックな輝きは新世代のステータス系印材として男性に特に人気です。

他の印材に比べ特殊な彫刻技術が必要で、出来上がりに時間がかかりますので早めのご注文をお願いします。


 
   印鑑の手入れ・保管方法

 
印鑑は、湿度差の激しい所や極端な湿気、乾燥、直射日光や風通しのある所を避けて保管しましょう。 金庫のような密閉された所に保管するようなら、乾燥剤を入れて湿度を調節すると良いでしょう。

 

柘植の印材の場合

朱肉の原料は主に油で作られており、拓殖の木にこの油が染み込み傷んで、印鑑の枠が欠けやすくなります。 使用後は、必ずティッシュ等で印面に付いた朱肉を拭き取りましょう。

保管方法は、日陰で湿気の少ない所で革袋か印鑑ケースに入れ保管して下さい。


黒水牛・オランダ水牛等の場合

水牛印鑑の場合は、使用後のケアよりも保管方法に気をつけて下さい。
水牛の角を好んで食べる虫に食われる事もあるので、必ず、使用後は印面の朱肉を紙などで良くふき取り、印鑑ケースに入れて保管するようにしましょう。

また保管場所は、低温で埃の少ない場所で、縮みを防ぐために年に一度、椿油などを塗って油分を補給してあげると良いでしょう。
ただし、朱肉の油を吸いすぎると良くありませんので、柘や象牙には塗らないで下さい。


長く使用している印鑑で、印影が映りにくい場合は、使い古した歯ブラシで軽くしごいて目詰まりしているごみや 紙粉等を取り除きましょう。

また、それほどお使いでない印鑑の場合は、歯磨き粉をつけて歯ブラシで磨くとある程度の汚れが落ちるでしょう。

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